クラースネ・シャーコチカの気持ち komaoyo.exblog.jp

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by niko
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カテゴリ:二胡( 55 )

遂に解禁!!SONODAKE LIVE

遂に今日解禁です。

まだ誰も足を踏み入れていない禁断のLIVEへ、是非お越しください。

私、クラースネ・シャーコチカも出演致します。

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by komaoyo | 2017-02-10 19:11 | 二胡 | Comments(0)
3日目


5時半のモーニングコールと共に起きた僕。元ベテランCAのお姉さんも起きて、電話を取っていた。
いく姉さんはベットにいなかった。何処に行ったんだろう。バスルームかな?

5分位したら、部屋の入り口のドアがそーと開いた。


<いく姉さんの回顧録>

すぐに開いたんですドア。真夜中開かなかったドアが・・・。神さまのいじわるぅと思いましたね。真夜中に開いていれば、ベットで眠ることが出来たのに。・・・はいはい自業自得です。カードキーを差し込んで、ドアノブを開けるタイミングが悪かったんだと思います。(-"-; 


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



入って来たのはいく姉さん。コンクール結果を見てきたのかな?

何だか疲れているようだった。ちゃんと寝たのかな?

「おはようございます。優勝していました。凄いですよね!!いつも早く起こしてしまってすみません。あれから直ぐに眠ること出来ましたか?本当に毎回起こしてしまって・・・。すみません。バスルーム先に入っていいですか?」早口でそう言い、了解を得ると、バスルームに入ってしまった。

シャワーの音が聞こえた。

ドライヤーの音。

短時間の間に髪まで洗っていたみたいだった。


バスルームから出て来たいく姉さんは、「私、今日は朝食を食べないで、ちょっと休んでいます」と言って、ベットに入って行った。

元ベテランCAのお姉さんは「えっ?朝食はちゃんと食べなければだめよ。今日も1日長いんだから。少しでも何か食べなければ」と、いく姉さんを気遣って何度も言っていた。

それでもいく姉さんは、酷く疲れていたようで「少しだけでも目を閉じています。すみません」と言って目を閉じてしまった。

あんなに朝食バイキングを楽しみにしていたのに、それを食べないなんて・・・いく姉さんの辞書に「朝ごはんを食べない」なんて言葉があったんだ。

お供の僕も、当然朝食バイキングの場所に行かずに、テレビ台の横でおとなしくしていた。


少しして、元ベテランCAのお姉さんは、一人で朝食を食べに行った。

いく姉さんは、ずっと目を閉じていた。寝ているのか寝ていないのか、全く動かなかった。



<いく姉さんの回顧録>

あの時フカフカのベットの場所で、いつまでも前日「20th」を皆で演奏した直後の幸福感と真夜中に見た、Congratulation優勝の文字を見た時の感激を抱いたまま、ずーとこのまま此処にいたいと思いました。。

目を閉じ乍ら、眠たすぎて眠れない辛さと戦っていたのも事実です。魅力的な朝バイキングを逃してまでも眠りたかったのです。なんとしてでも。






暫くして、元ベテランCAのお姉さんが部屋に戻って来た。
丁度起き上がろうとしてたいく姉さんを見て「少しは眠れました?」と優しく声をかけていた。

「あーこのままずーと、このベットから離れたくないです。ここでまどろんでいたいです。今日は私、ずーとここにいようかなぁ~」冗談とも本気ともつかない事をいく姉さんは言った。


「何を言っているの?コンクールに出る事が今回の目的なんだから。だめですよ。そんなこと言っていては。はいこれ」元ベテランCAのお姉さんはそう言って、いく姉さんに白い包み紙を渡した。

「あっこれ、マフィン」包みを広げ乍ら、いく姉さんは言った。

その包み紙の中には、プレーンマフィンとチョコレートマフィンが甘い香りを漂わせて仲良く並んでいた。

「少しでも食べなければ駄目ですよ」優しく、しかしきっぱりと元ベテランCAのお姉さんは言った。

「わーっわーっありがとう。すみません」ベットの上に座り、頭を下げるいく姉さん。


流石、元CAさんだ。気配りが行き届いている。

この事は、今回の旅で何度も感じたことだった。気配りが身についているといって良いだろう。さりげない気配りが出来る人なんだ。

ここだけの話だが、元ベテランCAのお姉さんといく姉さんとでは、大分違うと思ったよ。いく姉さんはよく言うと、自由奔放だ。直感型だ。先を見越せない甘さがある。悪気はないんだが、周りに迷惑がかかることも深く考えていないところがあるね。そして落ち着かない人。思い立ったら行動しちゃうタイプ。

あはっ いく姉さんを分析するレポートじゃなかったね。これは香港旅香港コンクールのレポートだった。U(・・;)>先を続けよう。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ロビーに降りて行くと、優勝をたたえ合う心弦の仲間が大勢いた。・・・こう書きたかったけれど、皆朝食ビュッフェのレストランで既に優勝を分かち合っていたみたいで、熱気あふれる喜びの空気よりは幾分覚めていた様だった。



<いく姉さんの回顧録>

ロビーにいる仲間に真夜中の出来事を一通り話したら「夢見ていたんじゃない?」と一笑されちゃいました。そうですよね、出来過ぎた話だと思います。ジブリの曲で優勝した事を知り、その時ジブリがBGMで流れた話なんて・・・タイミング良過ぎるもの。でもでも本当なのになぁ~誰も周りにいなかったことが悔やまれます。



バスが到着して皆乗り込み、グランプリを目指したコンクール会場に向かった。


いく姉さんはバスの中で、横に座ったかなやんにこんな事を言っていたよ。

「私ほとんど寝ていなかったけれど大丈夫。今日のコンクール会場は、今までと違うちゃんとしたホールだから、ふかふかした椅子に座れるよね。演奏し終わって表彰式もあると言うから、その間照明の落ちた客席で仮眠を取るわ。何だか楽しみ!!」まるで今日の目的が、薄暗い客席でフカフカ椅子に座り仮眠を取る事のように言っているいく姉さん。

バスは目的地目指してどんどん進む。

いく姉さんは車窓を見ながら、薄暗い客席でフカフカ椅子に座り仮眠を取る自分を想像して薄笑いを浮かべていた。

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いく姉さんは、極度の方向音痴だ。


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しかし、そんないく姉さんも次第に自分の誤算に気が付く時が来る。


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見慣れた建物。

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見慣れた旗。

そして・・・。


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見慣れた椅子に再び座る事に気づく時が・・・。






to be continued













*
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by komaoyo | 2016-10-19 05:39 | 二胡 | Comments(0)
僕はぐっすり眠っている。いく姉さんがエレベーターホールで長い夜を過ごしていることなど知らないで。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




空気清浄機の音だけが、その存在を誇示するかのようにシューと音を立てている。


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その音を聞きながら、途方に暮れるとはこういうことなんだなぁとしみじみ思った。

後悔先に立たずとはよく言ったものだ。

コンクールの結果を早く知りたくて、真夜中に見に行っちゃったことは後悔していなかった。だって早く知りたかったんだもの。でもそのことで、同室の人を起こしてしまったことは後悔していた。

そしてその結果、部屋に入れず(再び起こしてしまう事を恐れて)、エレベーターホールの上品な小さな椅子に座って、いつ来るとも知れない朝を待ち続けることになるなんて・・・自業自得を絵に描いたようなこの状況を笑うしかない。

でも、こうして座れる場所を確保出来たんだもの、神に感謝だわ。


私はツイている。


前向きな性格は私の強みだ。

さて、何をしてこれからの時間を過ごそう。

そうだ、優勝の喜びと感謝のメールを一番に伝えたい人に送ろう。



To 巫謝慧先生

Sb感謝致します。


ウェイウェイ先生
おはようございます。

今「congratulation心弦優勝」の文字を見て来ました。

やったーぁ万歳!と思ったと同時に感謝の気持ちが湧きおこりました。本当に本当にありがとうございました。

私は・・



(ノ)゚Д゚(ヾ)あっ



ここまで書いて、またしても大きな自業自得の文字が私の頭を一撃した。


電波が届かない。


そうだ(;゚Д゚)持参したガラパゴス携帯は、カメラ機能だけ使うつもりで持って来たもの。香港で通信に使えるようにはしていなかったのだ。


あーーあ送信出来ないんだった。


富士山麓の樹海で遭難した気分になった。




ならば今起こっていることを日記代わりに書くことにしよう。(すぐ前向きになれるのは、香港来て培った臨機応変力の賜物だ。)


5時半のモーニングコールを待たずに2時半に起きてしまった。結果が気になったが、流石に真夜中に見に行くわけには行かないとベットの中で・・・




(ノ)゚Д゚(ヾ)あっ



ここまで書いて目に入ったのは、バッテリー残量あと1目盛りの表示。



なんで今・・・今なんだよぉー



大切な携帯のバッテリーを無駄に減らすわけにはいかない。



この携帯が使えなければ時間を知ることも出来なくなる。モーニングコールが鳴る5時半を確認できなくなるのだ。それはまずい。大変まずい。Maxまずい。


私は急いで携帯の電源を切った。

※以降掲載写真は電源を切る前に撮った写真です。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


携帯の電源を切った途端、物凄い孤独感が私を襲った。


心細くなって、目の前の湾曲した窓ガラスの向こうに見える、冷たい暗闇に吸い込まれてしまう気がした。


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641号室のカードキーを左手に持って深くため息をつく。
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暫しじっと目を瞑る。


数分も経たないうちに目を開ける。

誰か私を見ている・・・。そんな気がして、湾曲している目の前の窓ガラスを見る。

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廊下を白いシャツを着た人が、さーっと横切る姿が映ったような気がした。

素早く後ろを見る。



誰もいない。



絶対気のせいだと思うことにして又目を閉じた。


目を瞑りながら

こんな真夜中にこんな所にいる私の方が吃驚な存在かも。-(  ̄ー ̄)あはははっ

こんな真夜中に不運にも私を見た人は、 ニューワールド ミレニアム(宿泊しているホテルの名前)のゴーストと勘違いして怯えて逃げる・・・なぁんて。


(・_・)パチリ

ああこんな妄想をこんな所でこんな時間にしているなんて、何をしているんだーっ私。




もう眠るのは止めよう。



そうだ!!妄想するなら、コンクールの曲を本番で演奏することを妄想しよう。


ここはコンクール会場。少し緊張しながらも舞台に出て行く私たち。目の前にはずらりと審査の先生方が並ぶ。


静かに森丘さんのピアノの音が鳴り始める。ジブリの「君をのせて」を心を通わせながら奏でる。



曲が終わると同時に、今度は森丘さんの手拍子と共に次の曲「アストゥリアス」が始まる。

16分音符の連続、正確に粒を揃えアクセントを付けメリハリの効いた演奏を心掛ける。1小節1小節をただ繋げるだけではなく、大きな流れを考えて演奏する。



真夜中にエレべーターホールで、コンクール曲をガンガン演奏する女、しかも妄想で。
 


「ジブリ君をのせて~アストゥリアス」の次は「20th」。


妄想といえども、心を込めて演奏するので、エネルギー消費量が半端ない。歌が入るこの曲では、腹式呼吸になるので、余計にエネルギーを使うのだ。




何度も妄想演奏するうちに、次第に意識が薄れ私は眠ってしまったようだった。






はっと気づいた時、窓の外は漆黒の闇がすっかり薄らいで待望の朝が訪れていた。

急いで携帯の電源をオンにして時間を確認する。


5時35分

やっと
やっと
やっと朝が来た!!しかも待望の5時半も一緒に来ていた!!

\(^o^)/万歳

私は上品な小さい椅子を、よいしょと掛け声をかけ乍ら元に戻し、早足で641号室に戻って行った。







To be continued





*





さあ、最も長い1日の幕開けだよ!アメージングな香港旅3日目始まり始まりーぃ。まだ3日目だったんだね。何だか1か月くらいたった気がするね。


因みにいく姉さんは大きな誤解をこの時していた。とっても大きな誤算と言っても良い。人生何処に落とし穴があるか分からない。いく姉さんの誤算は何だと思う?ヒントは椅子だ。(^_-)

椅子の誤算・・・益々分からないヒントだね。
次回レポートでその謎が明かされるよ。楽しみにね!







 




*
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by komaoyo | 2016-10-08 20:20 | 二胡 | Comments(0)
香港旅13回目も僕のレポートじゃないよ。いく姉さんに何が起こっていたか、僕はぐっすり寝ていたから知らない。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


優勝だよ!!優勝したんだよ!!皆!!

ジブリの曲で優勝した事を知った時に、ロビーにジブリの曲が流れたんだよ。



こんなビックニュースを誰とも共有できないなんて・・・。手を取り合って喜ぶことも出来ないなんて・・・。一人で喜んで一人で泣いて一人で感動して一人で号泣して。

嬉しいんだか悲しいんだか、複雑な気持ちのままエレベーターで6階に上がり、自分の部屋のドアの前まで行った。


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641号室の前。

嬉しさ悲しさの入り混じった心を打ち消す現実が待っていた。



せっかちが災いして、隣のベットで眠っている同室の人を起こしてしまった罪を思い出したのだ。

 
ドアの前でしばし考える。


どうしょう。どうしよう。


彼女は今頃再び眠った頃だろう。


いくら耳栓をしていたって、人が出入りすれば絶対気づくはず。


私に3回目は無い。(しつこいようだけれど、1回目5時・・足が攣り大声を出し起こしてしまう。2回目3時30分・・コンクールの結果が早く知りたくてぬくっと起き、身支度中起こしてしまう。)


どうしよう。どうしよう。


真夜中にドアの前で悩む事10分位。


こんな事していても時間はどんどん過ぎて行く。

私だって人間だ、睡眠を取らなくちゃ。しかも今日はグランプリが決まる大事なコンクールもある。少しでも寝ておかないと指だって動かないし、頭だって働かない。

考えた末、部屋に入ることにした。



so-to so-toカードキーを差し込む。

「赤く点滅」

so-toドアノブを捻ってもドアは開かない。



so-to so-to向きを変えカードキーを差し込む。

「赤く点滅」

ふはははははっ ・・・笑いに力入らず。


もはやドアノブを捻ることもせず、私は後ろを向き部屋を後にした。




ドアをガチャガチャ動かして、彼女を起こしてしまう勇気は私にはなかった。





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長い廊下をトボトボ歩く。


あーあ 帰る場所も無く一体私は何処に行ったらいいのだろう。


自業自得


モーニングコールが5時30分だから、それまで時間をつぶせばいい。でも一体何処で?

外に出るわけにも行かない。

ニョキニョキ生えている大きな柱があるロビーの、フカフカソファーで仮眠するのも悪くないが、先程号泣した事をカウンターにいたホテルマンは知っていたかもしてない。ただでさえ恥ずかしいのに、部屋にも戻らずロビーのソファーで仮眠するなんて・・・ああ出来ない。


長い廊下の終点、6Fエレベーターの前に着いた。


はぁ
何をしているんだか。深いため息をつく。


この大きいホテルの中、起きているのは私とフロントにいるホテルマンだけかもしれない。あっ警備の人も起きているかも。 

もっもっ もしかして ホテル内をウロウロしている私を、要注意人物としてマークしているかも?

咄嗟に6階エレベーターホールの上の方を見て、防犯カメラの位置を確認した。


ただでさえ挙動不審な女は一層怪しさを増した。


本当にどうすべきか?



臨機応変力がこんな所で試されるとは・・・・。



はははっ 笑う力はとうに失せている。


コンクール結果を知りたい為に、丑の刻に起きたあの勢いはもう跡形も無くなりドッと疲れが出て来た。

暫くエレベーターの前で佇む。



ふと左を見たら、小さい上品な椅子が2脚並んでいた。



兎に角座ろう、座って落ち着いてこれからの身の振り方をゆっくり考えよう。
身の振り方って言ったって、たかが5時半までのことだ。わっははははっと空笑い。


小さい上品な椅子に座ってみる。


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何だかエレベーターを乗り降りする人を見張っているようだ。万が一こんな時間に人が通ったら、私を見た人も、私自身もぎょっとするだろう。

そう思って取り合えず 座る椅子を窓側に向けた。


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廊下側から椅子を遠目に見るとこんな感じ。

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向きを変えた椅子に座り直す。




携帯を見る。



急いで部屋を出た時、無意識に携帯を持って来て良かった。時間が判るし・・・。


(o・。・o)あっ!



これって・・・・。


私は自分の馬鹿さ加減をまたもや認識することになる。


携帯の中の時計は日本時間のままだった。


即ち、香港時間は日本時間より1時間前になる。


つまりつまり 私が起きた時見た携帯の時間は2時半、3時半じゃなくて2時半




嘘・・・・。



上品な小さな椅子からズルズルっと落ちそうになる。




・・・と言う事は・・今何時なんだ?


5時半まで刻一刻と時は進んでいるはずだったのに、一気に1時間逆戻りしてしまった。









to be continued






開けない夜は無いはずなのに、いく姉さんには朝は中々来ない。 By じぇいそん









*
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by komaoyo | 2016-10-05 21:19 | 二胡 | Comments(0)
3日目 丑の刻




これから起こるお話を僕は知らない。何故なら641号室でぐっすり眠っていたから。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



1時過ぎに眠ったのに・・・。
(゚_゚)パチッ  起きてしまった。


携帯を見たらまさかの3時半。
カーテンの隙間から青白い夜がこっちを見ている。


起きたらいけない、なんとしても眠らねば。 一生懸命頑張って目を閉じる。  

眠れない度マックス!!



もう出てるかな?コンクールの結果。  
もうホワイトボードに書いてあるかな?


気になる気になる気になる!

気になっても寝なきゃ
なんとしても寝ないと。

モーニングコールがある5時半までの2時間余り、ベットにしがみついていなければ・・・。


睡眠薬代わりに歌を聴く。















素敵な声・・・。







うーむ 余計眠れなくなった。



今起きれば、お隣に寝ている元ベテランCAのお姉さまを起こしてしまうやもしれない。

2日目・・・5時に足が攣って大声を上げ起こしてしまった。
3日目・・・3時半に起きてしまう。眠れずむくっと起きてしまい、同時に起こしてしまう・・・わけにはいかない。







じーとしている。







携帯で時刻を見ても5分と進んでいない。




目をつむる。




チャンミンの甘い歌声を又聴く。




(゚_゚)パチッ




結果が気になって眠れない。


こうなったらゆっくりそーと起きて、バスルームで着替えて見に行っちゃおう。イヤホンを耳から外し起き上がり、出来るだけso-to足を床につけた。

so-to so-to so-to ・・・・まずはクロゼットから洋服を取って so-to so-to  ギーっ クロゼットは扉を開けると明かりがつく。部屋に明かりが漏れないように扉を最小限に開け、そこから洋服を取り出す。 so-to so-to  無事 洋服取り出し完了 ギーッ 慎重に扉を閉める so-to so-to 次はバスルーム。

自分のベットの位置が、クロゼットとバスルームの近くで良かったぁーという喜びを噛みしめ、バスルームのドアをso-to開ける。

カ・・チャ 

僅かな隙間から滑り込み又so-toドアを閉める カ・・チャ


「ふふぁぁー」心臓に悪いわぁ


真夜中に、いくら結果が気になるからって、同室の人を起こしてしまう危険を冒してまで見に行くの?いいやいいや、気になる結果を思いながら、まんじりともしない夜を過ごすことなんて私には出来ない。

細心の注意を払って行動すれば絶対大丈夫。妙な自信がどこからか出てきて、私はすばやく身支度を整えバスルームのノブを握ってドアを開けようとふっと下を見た。

白いスリっパが見えた。

いや~んっ スリッパじゃん私
無意識に履いていたスリッパ。



靴を取り出す為にまた、クロゼットを開けなければいけない。クロゼットの中の明かりがなるべく漏れないように又慎重に開けなければならない。  開けなくちゃ靴を取り出せないもの。

バスルームのドアをso-to開けso-to閉め、抜き足差し足でクロゼットの前に行った。


息を殺してクロゼットの扉に手を掛けた時



「もう時間ですか?」と奥のベットから少しかすれた声が聞こえた。




w(*゚o゚*)w


 あー起こしちゃった・・・。


又起こしてしまった申し訳なさで一杯になった私は、クロゼットをばッと勢いよく開けて急いで靴を取り、その靴のかかとを思い切り踏みながら履き、ドア横に差し込んでおいたカードキーを手にすると

「ごめんなさい まだ寝ていてくださいね。 ちょっと行って来ます」小さい声でそう言い、慌てて前のめりに部屋を出た。




バタン

部屋のドアを閉める音がやけに大きく聞こえた。




ああ 昨日は5時。今日は3時台に起こしてしまった。本当にごめんなさい。心の底からドアに向かって誤った。

そして私は、ロビー目指して夜中にかかとを踏んだままのスリッパ状態の靴をはいて駆け出した。



6階のエレベーターの前。エレベーターは中々来ない。

やっと来たのは一番端のエレベーター。急いで乗り込む。


早く結果を知りたい。コンクール本番直前の演奏内容の変更。20thを演奏した時の幸福感。審査委員の反応。

昨日あったことがグルグル頭の中を駆け巡る。


香港のエレベータ速度は日本より早い気がする、なのにこの時のエレベーターは恐ろしく遅く感じられた。

 
Chi-n

エレベータのドアが開いたとたん飛び出した私。

「?」

目の前に広がる景色が違う。左手にはピアノ・・・。

ピアノなんてエレベーターの前に無かった。

「えーえーっどこに来ちゃったの?私」

慌てているから状況が余計飲み込めない。間違った階で降りちゃった?
後ろを振り向いたら、降りたエレベーターはもう閉まっていた。

狭い踊り場のような場所。そろそろとピアノの先に行ってみる。

左側に小さな階段があって、見慣れたロビーが下に見えた。

「なぁーんだ、ロビーに出られるのね」


ほっとして小さな階段を下りてロビーに行った。

丑の刻、ロビーには人っ子一人いない。

柱だけがニョキニョキと生えていた。


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不思議な空間。


フロントにはホテルマンが一人。


こんな時間にロビーを通り過ぎようとする人間に、ぎょっとしたかどうかは分からないが、コンクール結果を早く知りたい、せっかちな客としての認識はしたかもしれない。(実際そうだから(・・;))

小走りにロビーを走り抜け、先程とは別の小さい階段をトントントンと上がる。







薄暗い場所にぼんやりと白いホワイトボードが浮かんでいた。




そこには


 

結果が




出ていた。


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きらきら光る  Congratulationの文字



わっわっわっ優勝だ!!




誰もいないロビーに向かってガッツポーズを取る。


素早く口を抑える。「ヤッタァー」と叫びそうになったからだ。


涙がじわっと出てくる。

何度もCongratulationと書かれたホワイトボードを見る。






よく見ると「20th」での優勝ではなく、ジブリチームの優勝と書いてある。

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えっ?てっきり20thの優勝だと思ったので少し拍子抜けしてしまった。まだ20thの審査結果は出ていなかった。


結果なんて気にならないと思っていたのに、今はしっかり結果が気になる。
出来れば70名全員で演奏した20thでも優勝したい。



誰よりも早く結果を知っちゃったのに、喜びを共有出来ないもどかしさ・・・。いつまでホワイトボードの前にいたって誰も来ないだろう。多分皆ぐっすり寝ている。




誰も来ないよなぁ



淋しい気持ちを引きずり、ホワイトボードから離れようとした時、奇跡は起こった。












何処からともなく、ジブリの音楽が流れだしたのだ。




何?何?どうして?えーーーー?




ジブリチーム優勝と書いてあるホワイトボードの前で私は号泣してしまった。




ロビー一杯に流れるジブリの曲。



※この時「コクリコ坂から」が聞こえたと思ったけれど、後で魔女の宅急便だとわかった。




コンクールの結果を早く知りたいと、真夜中にホワイトボードを見に来たせっかちな客の為に、ホテルの方が流してくれた??わけないか・・・。だとすれば偶然???



こんな偶然が起こるなんて。



何の信仰心も持たない私でも、神さまの存在を感じずにはいられなかった。
神さまからのプレゼントをもらった気分だった。



そうだ神様からのサプライズなんだ!!



ひとしきり感激の涙を流し、涙をぬぐいながら誰もいないロビーを横切り、エレベーター近くまで歩いて行った。



私は後ろを振り向き、もう一度ロビーを見渡した。



相変わらず、にょきにょきと生えている大きな柱が見えた。











to be continued















天使と悪魔はいつも一緒にいる。天使の後ろで悪魔が微笑む時・・・・それはもうすぐ。




































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by komaoyo | 2016-10-04 23:19 | 二胡 | Comments(0)
♪それが香港 ここは香港
お思いどりに行かない香港

それが香港 ここは香港
いつかはわかるさ 香港

待てばいいさ それがいいさ
あとはお日様が知っている♬

<じゃいそん こころ歌より>

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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


足早にホテルに向かった僕たち。時間は23時を過ぎていた。

入ってすぐのロビーには、横関先生始め数人が、結果なんて影も形も無いよというオーラーを出していた。

まだ何の連絡も無いと言う。

私たちはロビー奥に置かれたホワイトボードに、いつ書かれるか分からない結果を待つことになった。


其々の部屋に戻る。


いく姉さんはずうずうしくも、かなやんの部屋に預けた楽器を連絡もしないで取りに行った。
23時過ぎ311号室。ピンポンと鳴らすと後光が射したかなやんがドアを開けてくれた。

「ごめんね。こんな時間なのに二胡取りに来ちゃった。(^^;)ありがとう預かってくれて結果まだ出ていないんだって」立て続けに早口で言った。いく姉さんの辞書にはもはや<他人の迷惑>という文字は無いらしい。

優しいかなやんは迷惑な顔もせずに、いく姉さんに二胡を渡した。

僕は「もうもう本当に迷惑ばかりかけてごめんなさい u(・・;)u 」といく姉さんのかばんから少し顔を出しながら何度も謝った。

二胡を受け取ったいく姉さんと僕は、すぐ部屋に戻った。何しろ早くお風呂に入り明日の為に寝なければいけない。なんて言ったってモーニングコールは、5時半なのだから。

部屋にカードキーを差し込んだ。

「・・・」

もう一度カードキーを今度は反対方向にして差し込んだ。

「・・・」

確か僕たちが居ない間に修理しておいてくれたはず。なのに今度は赤く*点灯じゃなく*点滅している。
(◎_◎;) そしてドアは開かない。


どゆこと?



絶対絶対直しておいてと言ったはず。その時YESって言っていたもん。いく姉さんは、泣きそうな声で言った。

もーーーーっ」
時間は刻一刻と24時に近づいている。

「ちょっとぉー私早く寝ないといけないのにぃー・・・。何よもー、なんで二胡担いでまたロビーまで戻らなけりゃいけないのよぉー」半泣きになりながら6階からエレベーターで降り、ロビーに向かった。

「すみません。このカードキー又使えないんですけれど、さっき修理してくれたはずなのに・・・」とカウンターでいく姉さんは、大分ご立腹な様子で日本語だか英語だか分からないごちゃまぜの言葉で訴えていた。

そこに(多分2号車に乗っていた)添乗員さんが来てくれて、いく姉さんの話を聞いてホテルマンの方に英語で通訳してくれた。

ホテルの人は、また何やら機械にカードをかけてチェックしていた。

このカードは使えるのか、それとも使えるようにリセットしてくれたのかどちらかは分からないが、ホテルの人がカードを持ってカウンターから出て来た。そして一緒に部屋まで行って開けてくれるようだった。

いく姉さんはさっきまでのご立腹は何処えやら、ニコニコ顔で6階までのエレベーターに乗った。
何故なら、部屋まで一緒に来てくれたホテルマンは、イケメンの香港男子だったから。

<いく姉さんの回顧録>

もう心の底から英語を勉強しておけば良かったと思いました。本当に中学校から今まで学ぶチャンスはあったのに・・・。何をやっていたんだ私は。こんなチャンスがあったとわかっていたなら、夢中で学生時代勉強していたはず。もう悔しいです・・・本当に。

後悔先に立たずと言うけれど、あんなに _| ̄|○がっくり膝から崩れ落ちそうになった事無かったです。





いく姉さんは、イケメンの香港男子ホテルマンに部屋に行く間中、英語で色々話しかけられて(*^_^*)笑顔で何やら答えていたみたいだけれど、会話のキャッチボールとは程遠い感じがしたよ。楽器を指さされて質問されても上手く答えられてはいなかった。点数をつければ15点くらいかな?勿論100点満点でね。

そして部屋に着きイケメン香港男子ホテルマンがカードキーを差し込むと、ガチャリと難なく扉は開いた。

目出度し目出度し

と思い部屋に入ったら、足元にドライバーが1本落ちていた。


「?」


まるでコントのように無造作に床の上に置いてあるドライバーを、いく姉さんはひょいと取り、イケメン香港男子ホテルマンに渡した。

当然渡すだろう、いく姉さんのものじゃないのだから。

それがどうしたことか?イケメンさんは「あなたのものじゃないんですか?」と英語で言い、いく姉さんにドライバーを渡そうとした。いく姉さんは「No No 私のものじゃありませんから」と日本語で言って、両手を顔の前で横に振った。

「?」「?」

全くかみ合わない会話が、余計かみ合わずにおかしな雰囲気のまま、イケメン香港男子ホテルマンはドライバーを持って部屋から帰って行った。



取りあえず部屋の中に入れた。


僕は大きな長ーいテーブルの上に置かれた。あーやっとこれでゆっくり休める。まだ2日しか経っていないのに、なんだか何日も何週間も何か月も香港にいる錯覚に囚われていた。

「僕は先に寝るよ」そう言って、すぐに深い眠りについた。


この後すぐ、同室の元ベテランCAのお姉さんが戻る。その後シャワーを浴びてなんだかんだで1時過ぎにはいく姉さんたちは眠ったようだった。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



長い1日が終わり、クタクタのはずのいく姉さん。深い眠りについても4時間半後にはモーニングコールで起こされる運命。




自業自得


これから始まるお話は、眠らない街香港で起きた<本当の世にも奇妙なお話>。


自業自得



フラッシュバックのようにこの4文字がいく姉さんを襲う!!

自業自得


それは香港に来る前から始まっていた。



自業自得 自業自得 自業自得・・・・・・・・・・。



 

to be continued




               


アリエネ━━(ノ)゚Д゚(ヽ)━━ェェッ!!









*
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by komaoyo | 2016-09-25 23:21 | 二胡 | Comments(0)
まだまだ2日目

リュックと二胡を背負い、部屋の前でカードキーを入れたり出したりして怪しい女と化しているいく姉さん。

「もうこんな時に」少しイライラしながらいく姉さんは、今来た所をロビーまで戻った。

ホテルの受付に行き、カードキーが使えないことを伝えた。・・・中学生並みの英語で。

カードを受け取ったホテルウーマンは、そのカードを機械に何度か通し、隣にいた他のホテルマンに早口の英語で何か伝えていた。

たぶんこんな会話だったかも

Aウーマン[このカードキーが使えないんですって」
Bマン「それ壊れてないよ多分。カードの挿し方が悪いんだと思うよ」

Aウーマン「ええ 本当。使えるわ、このキー。エラーが出ていないから」カウンターに在る機械にカードを通しながら言う。
Bマン「ほらね」

Aウーマン「差し込むだけなのに何故出来ないのかしら。しょうがないわ、お客さんの部屋に行って部屋を開けてくるわ」


笑顔で静かに応対してくれているAウーマンは、「すみませんご迷惑お掛けしておりますお客様、システムエラーは出ていないので開くと思います。お部屋に一緒に伺いますね」と英語で言い(たぶん)いく姉さんを先導した。


部屋に着く迄Aウーマンは、一言二言何か英語で話しかけていた。
いく姉さんは、その度に何故か「「네(ネー)」(韓国語で「はい」の事)と答えていた。話の内容が全然分かっていないと僕は思ったよ。(^^;)

部屋に着くとAウーマンは、カードキーを差し込んだ。

赤いランプ点灯

次にカードの向きを変えてTry

赤いランプ点灯

いく姉さんは「ほら やっぱり開かないでしょ?私の使い方が悪いんじゃないわよね」と勝ち誇ったような笑顔を浮かべた。


Aウーマンは「すみませんお客様。すぐ部屋のドアに付いている機械を修理しますので、お待ちいただけますか?」と多分言っていたと思う。

いく姉さんは、「今から食事に行くから、その間に直しておいてください」と流暢に何故か韓国語で答えていた。

いく姉さんは、ずーと韓国語を習っている。日本語から韓国語に変換する癖がこんな時に出るなんて。習慣って恐ろしい。

日本語から英語に「変換」しようとすればする程、焦って韓国語が口から出る。

Aウーマンは、この人何人なんだろうと思っただろう。(-"-;A ...アセアセ

でも何とか日本語⇒韓国語⇒英語と恐ろしく複雑に変換させて、Aウーマンに直しておいてくれるようにお願いした。


リュックと二胡を背負い、いく姉さんはAウーマンを背にし脱兎のごとくエレベーターに向かった。

「早くロビーに行かなくちゃ 二胡を持って行くわけに行かないし どうしよう・・」
「そうだ!ご飯を食べに行かない、かなやんの部屋に置いてもらおう」


今回の旅で臨機応変を着実に学んでいるいく姉さん、流石年の功だ。


他人の部屋に、何のアポも無くずうずうしく押しかけるしかないけれど、(携帯を外国仕様にしていなかったので事前連絡出来ない)背に腹は代えられない。

かなやんの部屋番号はバッチリ覚えている。因みに自分の部屋の番号は、チェックアウト迄曖昧だった。641だか614だか・・・。(・・;)




かなやんの部屋番号は311

3月11日の衝撃的な数字並びと同じだった為、鮮明に覚えていたのだ。

ピンポン

ガチャリと部屋が開き、後光が射したかなやんが顔を見せた。

いく姉さんは早口で今までの経緯を言い、快く理解してくれたかなやんに二胡を預けた。

ひと騒動も一段落して、ほっとしながら皆の待つロビーに行った。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


相変わらずさっしーのご厚意に甘え、いく姉さんは地図を持たずに香港の街を歩いた。

時間も時間ということで、近くのファミリーレストランみたいな所に入った。

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香港時間22時12分
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ガチョウが吊るされている。

香港はローストグースとチャーシューがどーんとのったご飯、义燒燒鵝飯が有名だ。
ローストグースはお肉の部分がとってもジューシーなのに皮はパリパリ。一口噛むとジュワーと口の中に肉汁が溢れる。。。とガイドブックに書いてあった。

まずはプラスティクのコップに並々と注がれた熱湯が、もうもうと湯気を上げ乍ら運ばれた。

熱湯??

これってもしかしたら、フィンガーボールの替わり?

いやいや、どう見ても飲む用のコップだし

疑問で一杯の私たちをよそに、注文を取りに来たおばちゃんは急かすようにしていた。
私たちは、それぞれ大体同じものを頼んだ。

セットに付いてくる飲み物をゆず茶と頼んだいく姉さんの言葉が終わるか終わらないうちに、おばちゃんは全員ゆず茶ねと言いながら(たぶん)注文票に書いていた。

違う 違うからおばちゃん


さっさと片付けて帰りたいのが見え見えのおばちゃん。「それなら何故私たちを店に入れたの?」と言いたいけど言えないもどかしい空気の中、それぞれの飲みたいものを頼んで、食べ物が出てくるのを待った。

待っている間にもおばちゃん達は、ビチョビチョのモップで床を拭いたり、椅子をガタガタとさせて片づけたり忙しなく片付けモードに入っていた。日本じゃ絶対こんな事ないよなぁと思いながら、香港なら別に気にならない事が可笑しかったよ。

何でも柔軟に受け入れられる事って大切だね。

でもねでもねでもね

寛容さには限度もある。

注文した、义燒燒鵝飯。最初に来たのはオッチーの所だった。見るからに美味しそうなローストグースやチャーシュー、鶏も乗っている。付け合わせには油でいためた旬の野菜。たれも別皿でついている。同じものを頼んだので、自分の所にも当然それが来ると思った。当然


しかし香港は裏切らない。

いく姉さんのところには、見た目あまり変わらないけれど、なんか違うような义燒燒鵝飯が来た。最後にのむちゃんの所に来たものは、まるで別物。

写真を撮らなかったことが悔やまれるが、肉の切れ端が無造作に積まれていて、たれがバシャっと皿の上にぶちまけたみたいに乱暴にかかっていた。付け合わせの野菜なんて笑っちゃうくらい違うもののの上に、廃棄寸前みたいな葉っぱだった。

「違うわこれぇ」

のむちゃんは、さっきのジューススタンドでも頼みもしない飲み物が来たり、散々な目に合ったのに、又こんな事になるとは・・・。

多分最後に余った残りの端肉を集めて乗せたのは、明らかだった。

食べてみたら、固い・油っぽいのオンパレードで少しも美味しくなかったみたい。

いく姉さんの所に来た物も端肉ではないけれど、固い・油っぽくてほとんど残してしまっていた。

でも最初に来た正統派「义燒燒鵝飯」をおっちーは食べ乍ら、「美味しい美味しい」と言っていた。骨も綺麗にしゃぶりながら丁寧に食べていた。

可哀想に思ったおっちーはのむちゃんに美味しい方のお肉をあげていた。のむちゃんは、「美味しい私のと違う」と言っていた。

試しにのむちゃんが食べなかったお肉をおっちーが食べたら、確かに固くて油っぽかったみたいだった。

うーん、閉店間際に行った私たちが悪いのか?品質を統一出来ていないお店が悪いのか?

大分疲れていた僕たちは、おとなしく店を出た。店じまい中の慌ただしい食事。こんな事もあるわな・・・と思うことにした。


香港時間23時近く。コンクールの結果はどうだったんだろう。多分もう出ているかもしれない。





<いく姉さんの回顧録>

私たちは足早にホテルに向かいました。途中、路上に机を出しているビストロみたいなお店で、ほろ酔いになっている心弦のお友達に会いました。香港に来て、まだ1杯もお酒を飲んでいなかったので、(何しろまだ2日目だから)心の底から一緒にほろ酔い気分を味わいたいと思いましたが、お酒は、打ち上げの時までお預けにしようと思ったのと、早く結果を知る為ホテルに戻りたくて後ろ髪引かれる思いで、その場から離れました。

あーあの香港の夜、一緒に飲んでいれば、あんな事にならなかったかもしれない、と今になって思います。あーほろ酔いになっていれば、ぐっすり眠れたかもしれないのに・・・。あー飲んでおけばよかった。(後悔先に立たず(・・;))


さあ いよいよ いよいよ始まる 思ってもみない展開( ༎ຶ Ŏ༎ຶ ) 





To be continued














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by komaoyo | 2016-09-23 20:48 | 二胡 | Comments(0)
まだ2日目

オープントップバスナイトドライブツアー出発だ!
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バスに乗ったら何だかウキウキしちゃって、ついいく姉さんが撮る写真を覗いちゃったU(;^_^A アセアセ・・・ピンぼけな僕が沢山写っちゃたね。

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僕たちが乗ったオープントップバズと同じ型のバス。

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普通の2階建てバスと並ぶとこんな感じだよ。
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初めて乗った屋根なしバスから見える景色は、昼間街を探検した時とは又違って見えた。

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手を伸ばすと触れそうな沢山の看板。昔に比べてネオン看板が少なくなったと言っていたよ。漢字の看板・英語の看板・そしてお姉さんが悩ましげなポーズの看板等々。(^-^;色々な看板を見たよ。

ヴィクトリアハーバー越しに香港島の夜景を見ながら、僕たちはナイトツアーを楽しんだ。
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ガイドさんが「両手を挙げて下さーい」と言ったので、皆両手を挙げた。すると・・・。

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バスは坂道を一気にスピードを上げ走った。まるでジェットコースターのように。しかもオープントップバス。風を一気に感じたよ。

こんな事日本じゃ絶対やらないだろうなぁ。嫌、絶対出来ない。警察に捕まっちゃうものね(^^;)流石香港。

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香港のこの道路は、こんな風に空いていたから一気にスピードを上げることが出来たんだね。
結構ガラガラだったよ。

そして、今回の目玉。バスの上での二胡演奏。

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ヤンさんの音頭で二胡を奏でる心弦の皆。

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音は上に抜ける性質があるから、道行く人にはいく姉さん達の二胡の音色ははっきり届かなかったかもしれない。でも何人かは僕たちのバスを見上げている人がいたよ。

狭い席での演奏だったから、思い切り弓を動かすことは出来なかったけれど、こんな経験は中々出来ないから思い出に残ったと思う。

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バスで何回か街をぐるぐる回った後、下車して女人街を見学した。

女人街は、両側がぎっしりTシャツやカバン、雑貨などの店が並んでいた。その真ん中の通りは人がギュウギュウで、如何にもスリが沢山居そうだった。いく姉さんはリュックを前に抱え、絶対バックを捕られてたまるかというアピールをしながら歩いていたよ。

<いく姉さんの回顧録>

オープントップバス、思った以上に楽しかったですね。二胡を弾けた事も、ジェットコースターもどきの体験が出来た事も良い体験でした。目の高さが違うと見える景色ががらりと変わるんですね。なんだか人生みたい。しんみり(・・;)


女人街、沢山の人がいましたが、買い物をしている人は凄く少なかったです。人ごみで益々蒸し暑さを感じて、女人街に垂直に伸びている、花園街(スポーツ用品店の多い通り)にあるナイキに飛び込んだ時、なるほどと思う体験をしました。

店内が、1階も2階もキンキンに冷えているんです。
「これだ!!これでなくちゃ」

息も出来ない位ねっとりとした暑さ。


汗腺という汗腺から1ミクロンも汗が蒸発しないで、体中に熱がこもったそんな時、ガツンとガンガンに冷房が効いたお店は、それこそオアシスになると実感したんです。

日本のような弱冷房、設定温度28度では、お店に入った気がしないでしょうね。購入する為のお店というより、体を冷やす為のお店。


香港の最強冷房の意味を知りました。(・・;)



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

21時過ぎに、エキサイティングなナイトライフを過ごした僕たちはホテルに戻った。
ロビーには、横関先生ほか添乗員さんやバスツアーに参加しない何人かの心弦の人達がいた。




気になるコンクール結果は、まだ分からなかった。




僕たちはワンタン麺を昼間に食べたきりだったので、なんだか小腹がすいた。何か食べようということになり、二胡を部屋に置いてロビーに集合することにした。


いく姉さんと僕の部屋は6階だった。エレベーターを降り、長い廊下を歩き右に曲がり、また廊下を歩いた行き止まりの所が部屋だった。

いく姉さんは、カードキーを差し込んだ。 

がちゃん

ピカピカと赤いランプが点灯した。

「あれ?反対に差し込んじゃったのかしら?」そう言って、カードをの向きを変え差し込んだ。

光るランプは又赤だった。

「(;゚Д゚)ええええー開かないじゃない」
グリーンのランプにならないと開かない。

「中に同室の元ベテランCAのお姉さまがいれば開けてくれるはずなんだけど」そう思いながら、いく姉さんは、ドアノブをガチャガチャとひねったが、中から人が出てくることは無かった。


長い夜が足音もたてずに忍び寄ってくる。

二胡とリュックを持ったままのいく姉さんと、いく姉さんのポケットに入ったままの僕の運命やいかに・・・。果たしてご飯は食べれるのか?






To be continued













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by komaoyo | 2016-09-23 01:10 | 二胡 | Comments(0)
2日目

池記(チケイ)でワンタン麺を食べた後、僕たちはまた街を探検した。

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香港時間16時52分撮影

このお店でのむちゃんとまさみちゃんは、エッグタルトを1つずつ買った。その場では2人は食べなかったけれど、後で食べた感想を聞いたら、上海で食べたエッグタルトの方が美味しかったらしい。(^_^;)

このお店の店先にはこんなものがあったよ。
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流石香港、風水の街だけあるね。中にはお線香を上げられる様に灰が入っていた。

次に行ったのは、クッキーで有名なジェニー・ベーカリー 尖沙咀店。
人気とは聞いていたけれど、沢山の人が並んでいた。
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香港時間17時12分撮影

でも僕たちは買わなかったよ。並んでまではね。(^^;)
後で聞いたら、このお店のクッキーは大量生産になり味が落ちたんだって。今は、曲奇四重奏(クッキー・カルテット)の方が美味しいんだってさ。この次に行ったら曲奇四重奏に行ってみようと思う。全種類試食出来るそうだ。

その後も、九龍・尖沙咀地区のネイザンロード(弥敦道) に面して建つディープな重慶大厦(チョンキンマンション)に行き「偽物時計あるよ」の連呼を振り切りながら1周したり、明日のお昼に行く糖朝を見に行ったりしたよ。

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香港時間17時22分撮影 



じっとり暑さの中、喉がカラッカラに乾いた僕たちは、こんなオアシスで冷たいジュースを飲んだよ。
許留山(ホウラウサン)
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香港時間17時29分撮影

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種類が多くて迷ったいく姉さんは、キーウィ・マンゴ・アロエ・ココナッツ入りのジュースを選んでいたよ。同じものを頼んだのむちゃんには、沢山待った挙句、全く違うものが来た。でものむちゃんは、「違うよ・・・違うんだけど」と言いながら、しょうがなく飲んでいた。言葉が通じないと、違うよと言うのも面倒になるんだね。混んでいたので余計違うよと言えなかったのかもしれない。
ここのジュースは店内で座って飲むと、席料が発生するらしかった。なのでいく姉さんたちは、店先で立って飲んでいたよ。(*^^*)

それから、歩いていたらこんな大きな標識があった。
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香港時間18時04分撮影
ここは香港なのに、何で↑あっちが香港なのだろう??全然分からないよ。おかしいね。(◎_◎;)

調べてみたらわかったよ。

「香港」= 「香港島」 の事なんだって。香港人は習慣的に、香港島を香港と呼んでいたらしい。だから道路標識にも香港だけの文字が入っているそうなんだよ。。なあんだ、そうなんだ。暗黙の了解ってやつなんだね。

詳しくはここに載っているよ。知りたい人は見てみてね。http://hongkongvision.com/archives/1


他にも地元のドラックストアに寄ったり、亀ゼリーのお店を見たりしながら又ホテルに戻った。

ホテルに戻った僕たちは、ナイトツアーの集合までの時間それぞれの部屋で待った。

時間が来て一旦ロビーに行ったら、どうやらオープンバスの上で二胡を弾けることになったと言うので、部屋に二胡を取りに行った。






心弦で貸し切りになったオープントップバスは、香港の夜の街に走り出した。

次は、急遽決まったオープントップバスナイトドライブツアーのレポートだよ。








To be continued







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by komaoyo | 2016-09-20 21:40 | 二胡 | Comments(0)
2日目 コンクール後


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コンクール曲「君をのせて~アストゥリアス」と「20th」を演奏し終え、やり遂げた満足感と何とも言えない幸福感に包まれて、いく姉さんたちはホテルまでのバスに乗った。

上の写真は、この旅の間ずーとお世話になった1号車バスの写真だよ。先生含め総勢80名近くの参加者だったので1号車と2号車に分かれて乗ったんだ。

このバスの椅子はね、コンクール会場の椅子とは正反対に、社長さんが座るみたいな牛革みたいな素材で、背もたれも高くて、そしてなによりふかふかしていて、体を包み込んでくれるみたいな抜群の座り心地の椅子だったんだ。

どんなに今回の旅でこの椅子に癒されただろう。

癒されたのは椅子ばかりじゃないよ。このバスをずっと運転してくれていた運転手さん(Roiさん・・・ごめん、もしかしたら名前が違うかもしれない)にも物凄く癒された。

バスを乗り降りする時、「ありがとうございました」とか「行って来ます」とか皆Roiさんに声をかけて行くんだけれど、1人1人に満面の笑みを浮かべて頷いてくれていたんだ。

色々なバスに乗ったけれど、あんなにチャーミングな笑顔の感じの良い運転手さん見たことないって、いく姉さん言っていた。運転の仕方も丁寧だったんだよ。(外国に行くと恐ろしく運転の荒い人がいるんだって(-"-;A ...)

最後の日に写真を一緒に撮るつもりでいたら、香港空港に向かうバスは違う運転手さんに変わっていたので、それが叶わなかったんだ。これは本当に残念だった。「多謝」(広東語でありがとうの意味)と言いたかったのに。もう一度Roiさんの運転するバスで香港旅したいなぁ


それからね、まだレポートに登場して居なかつたけれど、1号車には日本旅行の林さんが添乗してくれて色々僕たち心弦をサポートしてくれたんだ。はっきり時間を読めないものだから、色々と大変なご苦労があったと思う。現地添乗員の方ももう一人サポートしてくれていたよ。

バスに乗った僕たちに、添乗員の方々は、「本当に感動しました。」と言ってくれた。1日目の演奏後も言って下さったが、「特に二胡の演奏なのに歌に変わった時もう驚きました。凄く良かったです。感動しちゃいました」とまさかの歌をべた褒めしてくれたのには、皆どういう顔をしていいのか困って笑っていた。

感動が色々な人に波紋していたという事は確かなことだとわかったよ。


添乗員の方から「急遽ですが、夜オープントップバスでナイトドライブするオプションを企画しましたので、ご希望の方はどうぞ」という告知があった。

2階建てバスで香港名物のネオン看板の下を通る定番ツアー。

僕たちは、まだ香港観光を全くしていない。香港ドルもまだ一度も使っていない。


・・・・・・・・・・・香港に来た実感を味わいたくて、申し込むことにした。

ホテルに着いた。
皆一旦ロビーに集合した。

横関先生からお話があった。

結果は20時過ぎに出る予定ですが、審査が長引いているので22時くらいにずれ込むかもしれません。まだ詳しい事が分かりません。今日中に出るかどうかもわかりません。結果が出たら、ロビーの奥にホワイトボードを出しておきますので、そこに記入しておきます。

それから結果の有無に関係なく、明日は7時30分に集合して下さい。一応コンクール会場に行くつもりを予定します。各部門1位を取った人達で今度はグランプリを目指します。出番が1番の可能性もあるので朝5時半にはモーニングコールをかけますので、朝食を摂って二胡を持ってロビーに集合して下さい。



「・・・・・・・(・。・;」


<いく姉さんの回顧録。>
あの時・・・演奏が終わった後、そう言えば、1位を取ったらグランプリを決める為に、もう一度演奏して審査を受けるとは聞いていました、1位になれば朝7時過ぎの集合と聞いて「ええええーー朝7時過ぎ??」とのけぞった覚えもあります。「7時過ぎ集合なら何持に朝食を食べればいいの?」「何時に起きればいいの?」と、ざわついた記憶もあります。

心の中で「20th」の1位を確証していました。でも、やり遂げた満足感と幸福感で満たされていたので、1位をどうしても取ってグランプリ目指したいなんて、爪の先ほども考えていませんでした。自分の中で演奏した事で完了してしまったんですね。何もかもやり遂げた、終わったわーって。





結果は、オープントップバスナイトドライブツアーから帰って来た頃に出ているだろう。

ナイトドライブ集合時間までまだ時間がある。

僕たちは、何人かで香港の街に繰り出すことにした。

いく姉さんは、二胡を部屋に置いて着替え、添乗員さんにバスの中で両替してもらった香港ドルを持ち、僕を連れてロビーに行った。

集まったのは、かねやん・よっちゃん・さっしー・のむちゃん・まさみちゃん・なべちゃん・いく姉さん・僕の8人
(おや8人?じぇいそんは犬じゃないの?7人と1匹じゃないの?という愚問はなしだよ(^^;))

まずは海老ワンタンの美味しいお店目指して行く事にした。

暑さ湿気・・・日本にいたならこんな日は歩くのが億劫だけれど、街に出たらベタベタジトジトそれさえも香港に来た実感が湧く嬉しい要素になっていた。

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街に出たら上を見上ながら歩いちゃった。完全におのぼりさんだね。すりがいたら完全に狙われるタイプだったかもしれない。(^^;)

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いく姉さんは雑踏の中で、今にも「ランランらーん♪」と歌いながらスキップしそうな位ウキウキして歩いていたよ。

中国語が堪能なさっしーが、ガイドブック片手に僕たちを先導しくれた。

旅慣れない僕は、見知らぬ外国を歩くことに凄く不安があった。いく姉さんも同じ気持ちだったみたい。でも今回、強力な素晴らしいお兄さんさんお姉さんに一緒にいてもらったおかげで、楽しい香港を満喫することが出来たんだ。

僕たちはああだこうだ言いながら、(*^_^*)にこにこ笑顔で行きたい場所に連れて行ってくれるさっしーに甘えて、地図さえ見ないで歩いた。ああなんて贅沢な旅。感謝感謝だ。

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この写真では車が来て見えなくなっちゃったけれど、普通の2倍以上ある長いリヤカーをゆっくり押すおばさんを見たよ。車が行きかう中で、なんとも逞しいと思っちゃった。道路交通法は?他の車に迷惑なんじゃない?なんて全く関係なく、悠然と押していた。


リヤカーを押しているおばさんの奥に見えるのが、目指していた海老ワンタンの美味しいお店。「池記」(チケイ)だ。




地元の人が入っているお店は美味しいとよくいうけれど、このお店も観光客より地元らしき人が多くいたよ。皆何を食べているのか興味津々で見た。写真は流石に撮れなかったけれど、ワンタン麺とアイスミルクティーみたいな組み合わせが多かったみたい。香港のアイスミルクティーは驚くほど甘いらしい。(^^;)

いく姉さんは、何にするか迷った挙句、海老ワンタン麺で魚のつみれのトッピング、麺は手打ち麺(細いうどんみたいなもの)を頼んでいたよ。

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他の皆も思い思いのと麺とトッピングを選んでいた。麺は4種類くらいあった。米粉で出来たフォーとかビーフンとか極細の縮れ麺とかがあったよ。

海老ワンタンは、プリプリで海老の存在感を出していたよ。それ以上に感激したのが、すり身魚のつみれだ。新鮮なお魚のつみれは、練り物と言うより魚そのものの美味しさが出ていた。つなぎがないミンチと言うのか、つなぎを感じさせない味と言うのか、香港にこれだけ食べに来てもいいと言う位美味しかった。スープの味もとてもすっきりしていて雑味が無く、最後の1滴まで美味しく飲めた。

ワンタン麺の他に頼んだのは、郊外菜遠。旬の野菜を油でごく軽く炒めた物にオイスターソースで味付けしてある。野菜がシャキシャキしていて美味しい。

それと、オイスターソース味の焼きそば。日本にはない麺だったよ。一緒についているスープにつけて食べると美味しかった。僕たちは始め麺だけを食べたけれど、ぽそぽそして食べにくかったので、スープにつけたんだ、後で調べたらスープに浸してつけ麺みたいに食べるのが正解らしい。

「池記」の詳細が見られる記事のアドレスを用意したよ。見てみてね。どうやら地元の値段より割高かもしれないと書いてあった。地元の人も来ていたけれど、観光客も多く来るみたい。残念ながら日本語メニューは無いよ。でも写真入りのメニューもあるので中国語が分からなくても大丈夫だと思う。

http://www.hongkongnavi.com/food/429/


今回のレポートはここまでだ。

まだまだ香港街探検記は続くよ。夜のオープントップバスの模様もアップするね。お楽しみにね!!

次のレポートもまだまだ嵐の前の静けさだよ。思いがけない出来事がいく姉さんに襲い掛かるのはもう少し先になる。可哀想だけど・・・(-"-;A  間違いなくやってる。Ψ( `▽´ )Ψケケケケ♪ ←悪魔のささやき




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To be continued












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by komaoyo | 2016-09-17 06:32 | 二胡 | Comments(0)