香港旅⑩ 心弦<香港国際音楽節2016> じぇいそんレポート

まだまだ2日目

リュックと二胡を背負い、部屋の前でカードキーを入れたり出したりして怪しい女と化しているいく姉さん。

「もうこんな時に」少しイライラしながらいく姉さんは、今来た所をロビーまで戻った。

ホテルの受付に行き、カードキーが使えないことを伝えた。・・・中学生並みの英語で。

カードを受け取ったホテルウーマンは、そのカードを機械に何度か通し、隣にいた他のホテルマンに早口の英語で何か伝えていた。

たぶんこんな会話だったかも

Aウーマン[このカードキーが使えないんですって」
Bマン「それ壊れてないよ多分。カードの挿し方が悪いんだと思うよ」

Aウーマン「ええ 本当。使えるわ、このキー。エラーが出ていないから」カウンターに在る機械にカードを通しながら言う。
Bマン「ほらね」

Aウーマン「差し込むだけなのに何故出来ないのかしら。しょうがないわ、お客さんの部屋に行って部屋を開けてくるわ」


笑顔で静かに応対してくれているAウーマンは、「すみませんご迷惑お掛けしておりますお客様、システムエラーは出ていないので開くと思います。お部屋に一緒に伺いますね」と英語で言い(たぶん)いく姉さんを先導した。


部屋に着く迄Aウーマンは、一言二言何か英語で話しかけていた。
いく姉さんは、その度に何故か「「네(ネー)」(韓国語で「はい」の事)と答えていた。話の内容が全然分かっていないと僕は思ったよ。(^^;)

部屋に着くとAウーマンは、カードキーを差し込んだ。

赤いランプ点灯

次にカードの向きを変えてTry

赤いランプ点灯

いく姉さんは「ほら やっぱり開かないでしょ?私の使い方が悪いんじゃないわよね」と勝ち誇ったような笑顔を浮かべた。


Aウーマンは「すみませんお客様。すぐ部屋のドアに付いている機械を修理しますので、お待ちいただけますか?」と多分言っていたと思う。

いく姉さんは、「今から食事に行くから、その間に直しておいてください」と流暢に何故か韓国語で答えていた。

いく姉さんは、ずーと韓国語を習っている。日本語から韓国語に変換する癖がこんな時に出るなんて。習慣って恐ろしい。

日本語から英語に「変換」しようとすればする程、焦って韓国語が口から出る。

Aウーマンは、この人何人なんだろうと思っただろう。(-"-;A ...アセアセ

でも何とか日本語⇒韓国語⇒英語と恐ろしく複雑に変換させて、Aウーマンに直しておいてくれるようにお願いした。


リュックと二胡を背負い、いく姉さんはAウーマンを背にし脱兎のごとくエレベーターに向かった。

「早くロビーに行かなくちゃ 二胡を持って行くわけに行かないし どうしよう・・」
「そうだ!ご飯を食べに行かない、かなやんの部屋に置いてもらおう」


今回の旅で臨機応変を着実に学んでいるいく姉さん、流石年の功だ。


他人の部屋に、何のアポも無くずうずうしく押しかけるしかないけれど、(携帯を外国仕様にしていなかったので事前連絡出来ない)背に腹は代えられない。

かなやんの部屋番号はバッチリ覚えている。因みに自分の部屋の番号は、チェックアウト迄曖昧だった。641だか614だか・・・。(・・;)




かなやんの部屋番号は311

3月11日の衝撃的な数字並びと同じだった為、鮮明に覚えていたのだ。

ピンポン

ガチャリと部屋が開き、後光が射したかなやんが顔を見せた。

いく姉さんは早口で今までの経緯を言い、快く理解してくれたかなやんに二胡を預けた。

ひと騒動も一段落して、ほっとしながら皆の待つロビーに行った。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


相変わらずさっしーのご厚意に甘え、いく姉さんは地図を持たずに香港の街を歩いた。

時間も時間ということで、近くのファミリーレストランみたいな所に入った。

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香港時間22時12分
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ガチョウが吊るされている。

香港はローストグースとチャーシューがどーんとのったご飯、义燒燒鵝飯が有名だ。
ローストグースはお肉の部分がとってもジューシーなのに皮はパリパリ。一口噛むとジュワーと口の中に肉汁が溢れる。。。とガイドブックに書いてあった。

まずはプラスティクのコップに並々と注がれた熱湯が、もうもうと湯気を上げ乍ら運ばれた。

熱湯??

これってもしかしたら、フィンガーボールの替わり?

いやいや、どう見ても飲む用のコップだし

疑問で一杯の私たちをよそに、注文を取りに来たおばちゃんは急かすようにしていた。
私たちは、それぞれ大体同じものを頼んだ。

セットに付いてくる飲み物をゆず茶と頼んだいく姉さんの言葉が終わるか終わらないうちに、おばちゃんは全員ゆず茶ねと言いながら(たぶん)注文票に書いていた。

違う 違うからおばちゃん


さっさと片付けて帰りたいのが見え見えのおばちゃん。「それなら何故私たちを店に入れたの?」と言いたいけど言えないもどかしい空気の中、それぞれの飲みたいものを頼んで、食べ物が出てくるのを待った。

待っている間にもおばちゃん達は、ビチョビチョのモップで床を拭いたり、椅子をガタガタとさせて片づけたり忙しなく片付けモードに入っていた。日本じゃ絶対こんな事ないよなぁと思いながら、香港なら別に気にならない事が可笑しかったよ。

何でも柔軟に受け入れられる事って大切だね。

でもねでもねでもね

寛容さには限度もある。

注文した、义燒燒鵝飯。最初に来たのはオッチーの所だった。見るからに美味しそうなローストグースやチャーシュー、鶏も乗っている。付け合わせには油でいためた旬の野菜。たれも別皿でついている。同じものを頼んだので、自分の所にも当然それが来ると思った。当然


しかし香港は裏切らない。

いく姉さんのところには、見た目あまり変わらないけれど、なんか違うような义燒燒鵝飯が来た。最後にのむちゃんの所に来たものは、まるで別物。

写真を撮らなかったことが悔やまれるが、肉の切れ端が無造作に積まれていて、たれがバシャっと皿の上にぶちまけたみたいに乱暴にかかっていた。付け合わせの野菜なんて笑っちゃうくらい違うもののの上に、廃棄寸前みたいな葉っぱだった。

「違うわこれぇ」

のむちゃんは、さっきのジューススタンドでも頼みもしない飲み物が来たり、散々な目に合ったのに、又こんな事になるとは・・・。

多分最後に余った残りの端肉を集めて乗せたのは、明らかだった。

食べてみたら、固い・油っぽいのオンパレードで少しも美味しくなかったみたい。

いく姉さんの所に来た物も端肉ではないけれど、固い・油っぽくてほとんど残してしまっていた。

でも最初に来た正統派「义燒燒鵝飯」をおっちーは食べ乍ら、「美味しい美味しい」と言っていた。骨も綺麗にしゃぶりながら丁寧に食べていた。

可哀想に思ったおっちーはのむちゃんに美味しい方のお肉をあげていた。のむちゃんは、「美味しい私のと違う」と言っていた。

試しにのむちゃんが食べなかったお肉をおっちーが食べたら、確かに固くて油っぽかったみたいだった。

うーん、閉店間際に行った私たちが悪いのか?品質を統一出来ていないお店が悪いのか?

大分疲れていた僕たちは、おとなしく店を出た。店じまい中の慌ただしい食事。こんな事もあるわな・・・と思うことにした。


香港時間23時近く。コンクールの結果はどうだったんだろう。多分もう出ているかもしれない。





<いく姉さんの回顧録>

私たちは足早にホテルに向かいました。途中、路上に机を出しているビストロみたいなお店で、ほろ酔いになっている心弦のお友達に会いました。香港に来て、まだ1杯もお酒を飲んでいなかったので、(何しろまだ2日目だから)心の底から一緒にほろ酔い気分を味わいたいと思いましたが、お酒は、打ち上げの時までお預けにしようと思ったのと、早く結果を知る為ホテルに戻りたくて後ろ髪引かれる思いで、その場から離れました。

あーあの香港の夜、一緒に飲んでいれば、あんな事にならなかったかもしれない、と今になって思います。あーほろ酔いになっていれば、ぐっすり眠れたかもしれないのに・・・。あー飲んでおけばよかった。(後悔先に立たず(・・;))


さあ いよいよ いよいよ始まる 思ってもみない展開( ༎ຶ Ŏ༎ຶ ) 





To be continued














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by komaoyo | 2016-09-23 20:48 | 二胡 | Comments(0)

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